電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「ソラニン」

三木孝浩監督(初)、浅野いにお原作、高橋泉脚本。OLの芽衣子(宮崎あおい)は突然会社に辞表を提出。同棲中の種田(高良健吾)はバイトをしながら大学の軽音楽部時代の仲間、大学6年生の加藤(近藤洋一/サンボマスター)のベース、家業の薬屋を継いでいるビリー(桐谷健太)のドラムスと共にバンドRottiを組んでいる。将来が見えない二人、種田はバイトを辞めてレコーディングに集中する事を決意するが…。原作は方向性がなかなか掴めないながら読んでいたが、その閉塞感の描写の巧みさは上手いと思った。映画は原作以上に、その悶々とした閉塞感を強く描写していて、グサグサと心に深く突き刺さって来る。そして最後への盛り上げ方は見事。宮崎あおいは今までの映画の中では一番いいな。ARATA財津和夫が意外なトコで出ていたので驚き。こんなストレートな青春の話が、上手く映画に収まってくれるのは嬉しい。観て欲しい映画だ。

http://solanin-movie.jp/