電子竹林:Blog

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「ジョン・カーター」- John Carter -

アンドリュー・スタントン監督。1881年NY、エドガー・ライス・バローズは突然に死去した元南軍大尉で富豪の叔父、ジョン・カーター(テイラー・キッチュ)の手記を受け取る。カーターはかつてバルスームと呼ばれている火星へ転送され、緑色人サーク族に捕らえられた。バルスームではゾンダカ王国サブ・サン(ドミニク・ウェスト)がサーン族マタイ・シャンの力を借り、ヘリウム王国の王女デジャー・ソリス(リン・コリンズ)との婚姻を迫っていた…。原作はエドガー・ライス・バローズの「火星のプリンセス」、初版は1917年。遥か昔に読んだ事あるけど、映画を観ている途中で気がついた。ピクサー初の実写映画というが、これはダメだなあ。それなりに丁寧だし派手だけど、緩急がなくバタバタしているだけで疲れる。SFというよりはファンタジーの世界だけど、今日的な新鮮さもない。色々なトコでパクリ感しか感じない(「スターウォーズ」に、「グラディエーター」とか)。ディズニー生誕110年で、おまけに"スティーブ・ジョブスに捧ぐ"とあるけど、こんな映画を捧げられたら激怒するよ。

http://www.disney.co.jp/johncarter/