大友啓史監督、和月伸宏原作。戊辰戦争の時代から10年、「人斬り抜刀斎」と恐れられた緋村抜刀斎も剣心(佐藤健)と名を変え、"逆刃刀"を持ち"不殺の誓い"をたて流浪人の生活を送っていた。その頃、高荷恵(蒼井優)の手による阿片により世界進出を狙う武田観柳(香川照之)は、鵜堂刃衛(吉川晃司)をニセ"人斬り抜刀斎”に仕立て、神谷薫(武井咲)の道場を狙っていた…。原作未読、ほとんど期待が無かったからか、思ったよりは面白かった。超高速で変幻自在な飛天御剣流の活劇がちょっと新鮮。カットでのごまかしはあるにしても、チャンバラとしては面白い映像を作っていた。香川照之はマンガ過ぎ、綾野剛と蒼井優は活かされず、須藤元気はあまりにそのまま、と安っぽい所も多いのだけど。
