電子竹林:Blog

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「ガッチャマン」

佐藤東弥監督、渡辺雄介脚本。21世紀初頭、謎の侵略者ギャラクターにより17日間で地球の半分が壊滅した後の世界。“石”の能力を持った適合者のケン(松坂桃李)、ジュン(剛力彩芽)、ジンペイ(濱田龍臣)、竜(鈴木亮平)たちは東京のISO(国際科学技術庁)の南部博士(岸谷五朗)の元で任務に着くが、そこに欧州からケンの幼なじみジョー(綾野剛)が帰ってくる。一方、ISOは新兵器モスコーンの使用を決定するが…。崩壊した世界、石の能力、適合者、G粒子、衛星兵器、ギャラクター、ウィルス、三角関係…と、派手な割にはどこかで観た様であり、考えられてない浅い設定がなんとも中二病的世界観の固まりのような映画。いちいちマイナス点をあげてもしょうがないような映画だけど三角関係を持ち込んでジュンをあんなキャラにした点、後は話を広げている割にはチープな作りが全体を駄目にしている。タツノコプロも実写でこれだけ失敗を続けてどうするんだろうか。個人的には「ミツコ感覚」(id:zom-1:20120107#p2)の初音映莉子のフィルモグラフィに汚点がついたのがなんとも残念。同時上映「劇場版 おはよう忍者隊ガッチャマン」は脱力するだけだから、止めておいた方がよかったのに。

http://www.gatchaman-movie.jp