山内ケンジ監督脚本。東京郊外で父と離れて二人で暮らす姉妹、妹ミツコ(初音映莉子)は写真家を目指し、姉エミ(石橋けい)は会社の松原(古舘寛治)と不倫中。ある日、撮影中のミツコに怪しい男、三浦(三浦俊輔)が声をかけまとわりついてくるが…。意外と言っては失礼だけど、意外に面白かった。マイナー公開なのが勿体ない。オフビートとも違う絶妙な感覚、'80年代的なテンポ感だと個人的には思った。表面的には笑えるけど、精神的にはシビアな内容。時間も空間も狭い範囲で展開するが、それを感じさせない物語の広がり感がある。主演、初音映莉子って「ノルウェイの森」のハツミさんか。キレイから上手いになってるな。福生がロケ地で立川でトークショーやってた。
