電子竹林:Blog

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「ノア-約束の舟」- Noah -

ダーレン・アロノフスキー監督。ノア(ラッセル・クロウ)は神からの啓示により妻ナーム(ジェニファー・コネリー)、三人の息子セム、ハム、ヤペテ、かつて助けた少女イラ(エマ・ワトソン)たちと共に、堕天使ウォッチャーの協力で巨大な箱船を作るが、ノアの父を殺した宿敵トバル・カイン(レイ・ウィンストン)は箱船を狙っていた…。映画としてもイマイチだし、宗教モノとしても多分イマイチ。これが「ブラック・スワン」(id:zom-1:20110521#p1)の監督なのか、と思わせるほどの悪い出来。堕天使ウォッチャーの存在がかなり違和感あるし、殺しまくりで存在意義が分からない。ライバルとしての存在であるカインの末裔トバルの意味もよく分からなくて、単に盛り上げのためとしか思えない。イラの存在も、ハムの葛藤も薄っぺにしか感じられない。アロノフスキーの最大の駄作であると記録されるのは間違いないと思うが。

http://www.noah-movie.jp/