ドン・チードル監督。1970年代末、表舞台から姿を決して5年間、マイルス・デイヴィス(ドン・チードル)は自宅で一人閉じこもり荒んだ生活を送っていたが、そこにローリングストーンズ誌のデイブ・ブレイデン(ユアン・マクレガー)が押しかけインタビューを試みる。またコロンビアは契約から新作のテープを要求するが…。創作休止の5年間を題材にしているが基本的にはフィクション。ファッションや音楽、音楽業界などなどの時代性は結構面白いし、緊張感があるシーンもいい。フランシス・テイラー(エマヤツィ・コーリナルディ)との過去の使い方は、時間も超え全体に白昼夢の様な感覚。音楽はそれほどメインじゃないのは残念。