電子竹林:Blog

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「ル・コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラ」-The Price of Desire-

メアリー・マクガキアン監督。1920年代、家具デザイナーのアイリーン・グレイ(オーラ・ブラディ)は恋人のジャン・バドヴィッチ(フランチェスコ・シャンナ)と共に建築デビュー作である「E.1027」を南仏の海辺に完成させる。ル・コルビュジエ(バンサン・ペレーズ)の"近代建築の5原則"を具現化した傑作であったが、コルビュジエの賞賛はやがて嫉妬に変わっていく…。全体にはメリハリがない展開なものの、アーティストという生き様の描きかたはなかなかよい。コルビュジエのわがままっぷりが凄い。「E.1027」の"壁画事件"はなんか真意が謎のままだけど、まあしょうがないのか。コルビュジエ生誕130年記念というが、どっちかというコルビュジエにはネガティブな印象しか残らないでしょう、この映画。

http://www.transformer.co.jp/m/lecorbusier.eileen/