電子竹林:Blog

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「しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス」-Maudie-

アシュリング・ウォルシュ監督。1930年代カナダ東部、母の死で叔母と暮らすモード・ルイス(サリー・ホーキンス)は若年性リュウマチで体が不自由だが、独立するため家政婦募集を出した魚の行商エベレット(イーサン・ホーク)の町外れの小屋へ押しかける。やがて、エベレットの客であるサンドラ(カリ・マチェット)がモードの描く絵に興味を持つが…。モードの絵そのままに暖みのあるいい話。当時のカナダの田舎町の生活やモードの生涯はかなり厳しく、その対比が上手く出ている。サリー・ホーキンスイーサン・ホークともにいい味が出た演技。全体に地味だけどいい映画。監督はドラマ「荊の城」の人だけど、これの原作ってサラ・ウォーターズ韓国映画「お嬢さん」(id:zom-1:20170311#p1)と同じ原作、なんか真逆な作品の印象で面白い。

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