リー・アンクリッチ監督。メキシコ、高祖父が家族を捨てたために音楽が禁止されている靴職人の一家のミゲル（声:アンソニー・ゴンサレス)は、実はミュージシャンを目指すギター好き。死者の日、ミゲルはコンテストに参加しようとエルネスト・デラクルス(声:ベンジャミン・ブラット)の霊廟のギターを手にするが、死者の国に迷い込み高祖母イメルダ(アランナ・ウバック)に出会い、偶然に知り合ったヘクター(ガエル・ガルシア・ベルナル)に助けられる…。絵や世界観は相変わらず凄い作り込みだなあと思いつつ展開は意外にストレート。と油断していたが中盤からラストへの畳み掛け方はモノ凄い。その辺りで、これ「トイ・ストーリー3」(id:zom-1:20100717#p1) のアンクリッチ監督だったと思い出した。音楽も当然の良いし、ギターの弦と指をクロースアップで表現するCGにはシビれた。死者の国の色彩感覚も素晴らしい。ピクサーもまだまだ期待を裏切らないな。同時上映「アナと雪の女王/家族の思い出」、22分と意外に長い。オラフが主体で短編ながらいい物語。
