電子竹林:Blog

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「ジョジョ・ラビット」-Jojo Rabbit-

タイカ・ワイティティ監督、クリスティン・ルーネンズ原作「Caging Skies」。敗戦間近のドイツ、10歳のジョジョ(ローマン・グリフィン・デイビス)は母ロージー(スカーレット・ヨハンソン)と二人暮らし。ナチスに心酔し幻のアドルフ(タイカ・ワイティティ)と会話し、立派な兵士になるため友人ヨーキー(アーチー・イェーツ)とナチスヒトラーユーゲントのキャンプでクレンツェンドルフ大尉(サム・ロックウェル)に訓練を受ける。そしてある時、家にユダヤの少女エルサ(トーマシン・マッケンジー)を見つけるが…。もともとコメディ畑の監督ではあるが、コメディタッチの前半から、後半へのギアチェンジの仕方が見事。特に靴の使い方は素晴らしく衝撃的。不真面目、ブラック・コメディになりそうなのを上手くバランス取ってるかな。前半はもっと面白くなりそうだったけど、もうちょっとブラックに踏み込んでいいのに。中途半端なとこでレベル・ウィルソンなど活躍が少ない感じ。映画を観て原作読んだレビューが、超悪評の嵐。今ひとつダメな点が見えないが、これじゃナイ感、読まなきゃよかった、という強烈な感情が伝わる。翻訳されてないのが残念。

http://www.foxmovies-jp.com/jojorabbit/