電子竹林:Blog

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「嘘八百 京町ロワイヤル」

武正晴監督、足立紳脚本。大阪・堺の古物商・小池則夫(中井貴一)は、今は京都で店を開いていたが、そこに橘志野(広末涼子)が古田織部の幻の茶器「はしかけ」に関する相談にくる。また古美術商・嵐山堂の二代目・嵐山(加藤雅也)、鑑定家・億野(竜雷太)、陶芸王子・牧野(山田裕貴)の番組で、陶芸家・野田佐輔(佐々木蔵之介)は個展をけなされるが…。「嘘八百」の続編、監督、脚本は「百円の恋」と同じで期待あり、主要メンバーも同じ。前作と面白さも同じレベルを保ってる。コンゲームとしてはちょっと弱いけど勧善懲悪でいい話だし、テンポもよくいい感じ。いかにも正月の日本映画らしい出来になっている。役者も広末涼子がマドンナ的にゲスト的に加わっているというのも正月映画っぽい。小池の娘いまり(森川葵)、野田の息子・誠治(前野朋哉)なども脇役固定メンバーの使い方としては面白い。このレベルでシリーズ化できればいいのだが、ネタが続くかなあ。舞台も大阪から古田織部ゆかりの京都へ変えているけど、あんまりご当地らしさは出ていないかな。ご当地、古美術、贋作のネタにマドンナが加わればいいシリーズになるかも。

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