電子竹林:Blog

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「GOEMON」

紀里谷和明監督。1582年明智光秀により本能寺で暗殺された織田信長(中村橋之助)の後、豊臣秀吉(奥田瑛二)の時代。庶民にも人気の義賊・石川五右衛門(江口洋介)が紀伊国屋文左衛門の屋敷から盗んだ南蛮の箱を、石田三成(要潤)の忍・霧隠才蔵(大沢たかお)が追うが…。「CASSHERN」(id:zom-1:20040529#p1)の出来でよく資金が集まったと思ったが、製作は一瀬隆重か。まあ前作よりは随分とマシ(「CASSHERN」も出来はともかく、制作費が6億だから利益率は高いのだろうけど)。詰まらなくは無いにしても、結構退屈。もうラストだと思ったら、まだ残りが50分あった。スピード感はあるのに退屈なのは、世界観や登場人物の薄っぺらなせいだろうか。戦闘シーン、衣装、美術などは「スターウォーズ」、「HERO」(id:zom-1:20030927#p2)などどっかで観たモノという感じでオリジナル性が無い。時代考証を云々する映画じゃないけど、もうちょっと歴史に対する尊敬の念みたいのがあってもいいんじゃないか。出てくるまで広末涼子が茶々の役だとは知らなかった…。

http://www.goemonmovie.com/