電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「世界で一番しあわせな食堂」-Mestari Cheng-

ミカ・カウリスマキ監督。フィンランド北部の村、シルカ(アンナ=マイヤ・トゥオッコ)が経営する食堂に、上海の料理人チェン(チュー・パック・ホング)と息子がフォントロンを探しにやってくるが、常連客のロンパイネン(カリ・バーナネン)やヴィルプラ(ベサ=マッティ・ロイリ)たち誰も知らない。チェン親子はシルカの空き家に住み、食堂を手伝うようになるが…。レストランと異邦人という設定は監督の弟アキ・カウリスマキの前作「希望のかなた」(銀熊賞)と同じ設定。「希望の…」はシリア人難民だったが、今度は中国人。昔のカウリスマキ兄弟よりもオフビート感は弱めな感じだけど、村の脇役たちは味があって存在するだけでオフビートかも。ヒューマンドラマとしてはよく出来ているし、フィンランドののんびりとした雰囲気が和む。料理も美味しそうなのがいい。

https://gaga.ne.jp/shiawaseshokudo/