ドミニク・クック監督。1960年、東欧などをまわる英国人セールスマンのグレヴィル・ウィン(ベネディクト・カンバーバッチ)は、ソ連軍参謀本部情報総局GRUの高官ペンコフスキー(メラーブ・ニニッゼ)からの機密情報を運ぶ任務を、MI6のエミリー(レイチェル・ブロズナハン)たちから依頼される。グレヴィルはソ連に飛び、第一書記フルシチョフの不安を持つペンコフスキーと接触し、クーリエの仕事を始める。そして、1962年10月、キューバ危機が勃発するが…。歴史、政治モノとしても面白いし、機密情報運び屋のカンバーバッチ、その熱演が見どころかな。緊張感はなかなかいいし、ラストにかけてめちゃ感情移入できる展開。「13デイズ」も一緒にみると、キューバ危機の狂気という、時代背景がよくわかるかも。