電子竹林:Blog

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「CUBE 一度入ったら、最後」

清水康彦監督。目覚めたら謎の立方体に閉じ込められていた後藤(菅田将暉)は、フリーターの越智(岡田将生)、中学生の宇野千陽(田代輝)と出会い、さらに甲斐(杏)、会社役員の安東(吉田鋼太郎)、井手(斎藤工)たちと合流。井手を中心に6人はトラップを回避しながら脱出を試みるが…。1997年「CUBE」の日本でのリメイク。オリジナルは低予算を逆手に取って、上手い演出をしていたがその全く逆の印象。低予算なのは同じだけど、ライティング、フィルタ、グレーディングなどがチャチでいかにも日本ドラマな映像なのが悲しい。キャラも少なく、背景が日本人っぽくウェットなだけで面白みが少ない人物ばかり。と、オリジナルと比較すると明らかに詰まらないのだけど、元を知らなければそこそこは楽しめるとは思う。コロナ下では作りやすい映画だったかもしれないが、なんでこんな映画作ったんだろう。ビンチェンゾ・ナタリも協力しているはずなのに。

https://movies.shochiku.co.jp/cube/