電子竹林:Blog

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「かそけきサンカヨウ」

今泉力哉監督、窪美澄原作「水やりはいつも深夜だけど」収録。高校生の国木田陽(志田彩良)は、幼い頃に母・佐千代が家を出て、映画音楽の仕事をする父の直(井浦新)とふたり暮らし。父は翻訳家の美子(菊池亜希子)と再婚、四歳の連れ子ひなたと四人で暮らす事になる。陽は、同じ美術部で心臓の手術前の陸(鈴鹿央士)と、佐千代の個展に行く事になるが…。原作未読。どこかにありそうな、柔らかな感触の優しい話をそのまま描いてる。印象的にはいいが、素晴らしいという感想もないかな。悪くはないけど、どこか平凡な印象が強い。陽のさまざまな受容のプロセスもちょっと納得感がない。志田彩良は「ゆるキャン△2」実写版の脇役でも地味だったが、主演でも地味だな。脇役の沙樹(中井友望)が、どこかで活躍しそうでしないのが残念。窪美澄原作の映画化は「ふがいない僕は空を見た」 に続いて2本目。

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