電子竹林:Blog

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「人数の町」

荒木伸二監督脚本。借金取りに追われる毎日の哲也(中村倫也)は、黄色いツナギの男ポール(山中聡)に助けられ奇妙な町に住むことになる。衣食住は無料だが、そこから離れられないその場所で、哲也は緑(立花恵理)たちと知り合う。一方、DVの末に行方不明になった妹を探す紅子(石橋静河)はある町について知るが…。第1回木下グループ新人監督賞・準グランプリを受賞したオリジナルストーリーで本人が監督脚本。物語が一発アイデアだけで展開はちょっと短調。キャラももっと背景に深みがあっていいのに、ちょっと欠ける。予告編は良さそうだったのだけど残念。初長編監督作品としては立派かもしれないが。かなりの低予算で撮っている感じもする。全体には、少年ドラマシリーズにあるぐらいのSF感しか感じない。日本人からみると、この社会性はいいのだけどな。

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