電子竹林:Blog

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「かがみの孤城」

原恵一監督、辻村深月原作。不登校の中学生こころ(声:當真あみ)は、ある日、部屋の鏡に吸い込まれるとお伽話のような城だった。そこにはサッカー好きのスバル(板垣李光人)、浮世離れしたリオン(北村匠海)、快活なアキ(吉柳咲良)、ピアノが好きなフウカ(横溝菜帆)、ゲームマニアのマサムネ(高山みなみ)、惚れっぽいウレシノ(梶裕貴)、こころを入れて中学生六人。そして仮面を被った子供、オオカミさま。オオカミさまは城に隠された秘密の鍵を見つけたものには、どんな願いでもかなうというが…。辻村深月の原作は未読。原作では各キャラが書き込まれているんだろうなあ、と思いつつ、ややキャラの薄さを感じる。オオカミさまも最後に納得性がない。社会性はあるがイジメ側のキャラも表面的なのが気になる。謎は全体に簡単、物語としてはまあまあなんだが、子供向きな作りなのかなあ。山のようなヒントの中、おまえら童話も読まずに育ってきたのかとちょっとイラってきた^^。映画最初から背景のパース狂ってんじゃないの感があった。エンディングで美術の中村隆(2021年6月死去RIP)への追悼があったけどけど、関係するのかなあ。

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