電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

2002-08-02から1日間の記事一覧

「うつろな男」- The Hollow Man - Dan Simmons

ダン・シモンズ 内田昌之訳 扶桑社主人公ジェレミー・ブレーメンは35歳の数学者、妻ゲイルは2歳年下。二人はテレパスであり、その能力により誰よりも深く理解しあっている。物語はゲイルが脳腫瘍によって死ぬところから始まるが、ジェレミーのその後と、過去…

「僕はこんな旅をしてきた」

西丸震哉 DHC。何かの本で誉めていたので読み始めたが、すぐに後悔。驚くほど面白くない。何より視点が年より臭くてイヤになるし、自分の狭い世界観でしかモノを考えられず、極私的な意見に偏りがち、情報的にもほとんど役に立たない。内容的には韓国、台湾…

「狂食の時代」☆- The Great Food Gamble - John Humphrys

ジョン・ハンフリース 永井喜久子-西尾ゆう子訳 講談社「ファーストフードが世界を食いつくす」、「死の病原体プリオン」など食の危険性の本を読む事が多くなったが、社会的にも敏感になっている。いいことではあると思う。現代の食の問題、その総括的な話。…

「秘宝耳」

ナンシー関 朝日新聞社。週間朝日に1999年4月2日号~2000年9月1日号に連載されたもの。「小耳にはさもう」、「耳のこり」とナンシー関月刊が続いている(^^)。相変わらず面白い。離婚会見に対する近藤サトの不気味さ、森光子とジャニーズの関係の謎(ホントに…

「お笑い超大国中国的真実」

鷹木敦 浅賀行雄画 講談社。中国の新聞記事に対しての突っ込んで、笑う本。人民日報、人民日報華東新聞、人民日報華南新聞から開放日報、北京日報など、主にインターネット版からの引用というお手軽さ。日本だって戦前、戦後すぐの新聞記事なんか読めばかな…

「スローフードな人生!-イタリアの食卓から始まる」

島津菜津 新潮社。イタリアにおけるスローフード運動の事は聞いていたが、単にファーストフードの対抗運動という認識でいた。それは大間違いだった。現代社会はファーストライフという共通のウィルスに感染している。ファーストライフに対抗する概念として生…

「雨天順延」 テレビ消灯時間5

ナンシー関 文藝春秋社。週刊文春00年9月14日号~01年9月20日号連載のコラムをまとめたもの。目が離せない郷ひろみ、謎のマスクマジシャン(知らなかった)、悪霊払いまくりの陰陽師石田(見たことなかった)、突然陸上通の織田裕二、筋肉番付のケインと悪役池谷…

「地球の果てへ-世界の秘境の旅82」

ロム・インターナショナル編 東京書籍。タイトル通りの、世界の秘境の紹介。行ってみたいが、金銭的にも時間的にも行けない所ばかりなのが悲しい。自然の景勝地、宗教的な土地、未知の文化、人類の遺産、動物植物の聖域、都市、などに分類されている。魅力的…