電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

2007-12-25から1日間の記事一覧

「渋滞学」

西成活裕。非線形な思考、渋滞学による人混み、車、アリ、インターネットなどなど。なかなか面白かった。(memo:ASEP(エイセップ)=非対称単純排除過程、自己駆動粒子系を扱う一次元のモデル)(memo:待ち時間x人の到着率=待ち人数)(memo:自由走行の時は追い越し…

「論理で人をだます」

ロバート.A.グーラ。論理の"悪用の仕方"約150種類をまとめたもので、論理を悪用されないいための本。役に立つか分からないが内容的には面白い。(memo:人間の特性1.自分の「信じたい事」を信じる、2.自分の経験や偏見を色々な事に当てはめる、3.たった一回の…

「僧正殺人事件」

ヴァン・ダイン。"コック・ロビンを殺したのは…"、マザーグースの童謡に沿った連続殺人事件が発生する…。久しぶりの再読。なんで再読するつもりになったのか実は忘れてしまったのだけど、このプロットは面白い。完成度が高いミステリになっている。ま、当た…

「日本人の数のしきたり」

飯倉晴武。数から見た日本人のしきたり、伝統。二礼二拍手一礼、二枚目、村八分、十八番などなど。全体に知っている事ばかりで、雑学ばかりという印象。 http://www.amazon.co.jp/dp/4413041763/

「世界を変える人たち~社会起業家たちの勇気とアイデアの力」

デービッド・ボーンスタイン。EPA(米環境保護庁)元幹部ビル・ドレイトン創設の社会起業家支援組織「アショカ」(Ashoka)が後押しする社会起業家たちの紹介。(memo:社会起業家の資質1.間違っていると思ったらすぐに軌道修正、2.仲間と手柄を分かち合う、3.枠か…

「あのころの未来~星新一の預言」

最相葉月。星新一のショートショートをネタにした夢と悪夢の未来のエッセイ。サンデー毎日2001年から一年連載「星ふるふるさと DIALOGUE WITH SHINICHI HOSHI」に加筆修正したもの。個人的には「星新一~一〇〇一話をつくった人」(id:zom-1:20071218#p4)の番…

「ナイチンゲールの沈黙」

海堂尊。東城大学医学部付属病院の看護士、浜田小夜が担当するのは眼球に発生する癌網膜芽腫(レティノブラストーマ)の子供たち。小夜は子供たちのメンタルサポートを不定愁訴外来・田口公平に依頼する…。「チーム・バチスタの栄光」(id:zom-1:20071208#p4)の…

「生物と無生物のあいだ]

福岡伸一。DNA、細菌、タンパク質などの基本からの生物を考える面白さはあるが、やはり研究者に視点を当てている所が新鮮。生活破綻者であり無価値な研究成果だった野口英世、DNA発見でのワトソンとクリックの争い、さらに成功の影に数多くのアンサング・ヒ…