電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

2008-04-08から1日間の記事一覧

「マザー」

藤川幸之助。痴呆の母、その介護に生命を使い果たした父、後を継いで母を介護する息子による介護詩集。まあ、そこそこ。詩という内容にあっていたとは思えないし、上手く表現出来ていたとも思えないのだけど。 http://www.amazon.co.jp/dp/4591064905/

「モテたい理由」

赤坂真理。恋愛資本主義、ライフスタイル語り、女子のファンタジー、男の受難などなど。男女関係における社会論みたいなんだけど、どうもエッセイの様にしか感じられない。"モテとは関係性(特に異性との)において優位に立つことである"とか、もうちょっと真…

「ジャンパー~跳ぶ少年」上下

スティーヴン・グールド。平凡な高校生のデイヴィーは、ある事件から自分が一瞬で遠くへ移動出来るテレポーテーション能力の持ち主である事を知り、乱暴者の父の元から一人ニューヨークへと向かう…。映画「ジャンパー」(id:zom-1:20080311#p1)の原作。超能力…

「算法少女」

遠藤寛子。算法家で医者の父・千葉桃三(壺中隠者)から算法の手ほどきを受けていた町娘あきは、旗本の子弟水野三之助観が奉納した算額に誤りを見つける。久留米藩主の有馬侯は、あきを姫の算法指南役にしようとするが、関流の藤田貞資の画策によりあきは中根…

「江戸しくざ」

越川禮子。江戸しぐさブームなのか、本が何冊も出ている。その中で評判がいい一冊を読んでみる。朝日新聞夕刊マリオン連載の単行本化。当時世界最大の都市だった江戸には様々な人々が集まったため、トラブルを未然に防ぐ「江戸しぐさ」が生まれた。「肩引き…

「リバタリアン宣言」

蔵研也。リバタリアニズム(自由意志論、libertarianism)とは、他者の権利を侵害しない限り各個人の自由を最大限尊重すべきとする政治思想。経済や社会への国家の介入を最小限にすべきという主張。分かりやすいし面白いし、概ね共感出来る。現代の日本社会に…

「年収崩壊~格差時代に生き残るための「お金サバイバル術」」

森永卓郎。「年収300万円時代を生き抜く経済学」(id:zom-1:20070505#p3)の続編なんだろうが全体に焼き直しで内容的にはあまり進歩が無い。格差社会、ワーキングプア、下流社会と見慣れたキーワードと、まあ普通な対策の話。新鮮みは無かった。(memo:2005年30…

「パンダコパンダ/雨ふりサーカス」

高畑勲演出、宮崎駿脚本美術設定画面構成、小田部羊一キャラクターデザイン、大塚康生作画監督。ひとつ屋根の下で暮らすミミ子(声:杉山佳寿子)と親パンダのパパンダ、子パンダのパン。そこへ一匹の虎の子が舞い込むが…。1973年の作品、38分、初見。全体には…

「パンダコパンダ」

高畑勲演出、宮崎駿脚本美術設定画面構成、小田部羊一キャラクターデザイン、大塚康生作画監督。祖母を法事へ送り出したミミ子(声:杉山佳寿子)は、竹やぶに誘われてきた子パンダのパン、親パンダのパパンダ(声:熊倉一雄)と共同生活を始めるが…。ジブリ美術館…