電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

2008-08-12から1日間の記事一覧

「発達障害の子どもたち」

杉山登志郎。自閉症,ADHD,アスペルガー,学習障害などの発達障害の子供の幸福というのに視点があるのがいい。基本、原因、現状(特に日本)、対応など広範囲に分かりやすく解説している。一般人のための読み物として面白い。安直な対応ではなく、幼児期~就…

「まぐれ~投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか」-Fooled by Randomness- Nassim Nicholas Taleb

ナシーム・ニコラス・タレブ。投資で儲かるのは自分の実力、損は運が悪かったとなぜ人は思うのか…。「ウォール街のランダム・ウォーカー」(id:zom-1:20070529#p4)のような内容を違う角度から、エッセイ的に語っている。内容的には面白いが、翻訳はちょっとこ…

「床下仙人」

原宏一。「床下仙人」、「てんぷら社員」、「戦争管理組合」、「派遣社長」、「シューシャイン・ギャング」の短編5作。日常をちょっとヒネったワンアイデアからのショートストーリ。それなりに面白いものの、軽めの読み物という印象。現代風刺的な部分が強い…

「ぐるりのこと。」

橋口亮輔監督脚本原作編集。1993年、小さな出版社に勤める翔子(木村多江)は第一子の妊娠中、夫のカナオ(リリー・フランキー)は靴の修理屋で働いていたが、先輩の紹介で法廷画家の職を得る…この監督のゲイものには飽き飽きしていたので「ハッシュ! Hush! 」を…