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「われらの歪んだ英雄」- Our Twinsted Hiro -

韓国映画。監督はパク・ジャンウォン。予告編では思わなかったけど、最初の数分で、これは篠田正浩の「少年時代」か、と思いました。凄く設定が似ている。都会から田舎へ引っ越す、田舎の学校は優等生と思われている少年の独裁する世界、反抗するがやがて体制に取り入れられてしまう、しかし少年の独裁もやがて終わる日が…。「祝祭」が「お葬式」の完全なパクリだと思うと、「少年時代」のパクリの可能性も高いと思うのだけど、この位の似方はありうるかもしれない。でも、「少年時代」の方が、人間関係や思いが複雑で、私は好きだったけど。「われらの歪んだ英雄」は、あくまでも田舎の少年の社会を今の韓国の社会の投影しているだけかもしれません。そう言った社会性という面で映画を見ると、あまりに直接的で面白くない気もします。