電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「バウンス KoGALS」☆

原田眞人監督。コギャルというタイトルから受けるイメージがいかにも安直で、時代的、キワモノな印象があるけど、作品自体はしっかりした見ごたえがあるものだった。かなり面白い。それぞれの主人公の行動にあまり共感出来ないが。未完成ながら、面白いモノを持っている。NYに旅立つ前の日、東京に寄ったリサは留学の資金を奪われる。ラクチャン、ジュンコと知り合い、荒稼ぎを企む。旅たちの前の一晩の物語という所が、「アメリカン・グラフティ」を彷彿とさせる。「KAMIKAZETAXI」みたいに、相変わらず、多少説教臭い所も多いけど、それがコギャルたちと絡んで面白い味が出ている。全共闘世代のヤクザの役所広司とか、ブルセラ桃井かおりなど脇役も実にいい。