電子竹林:Blog

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「トゥエンティフォー・セブン」 - Twentyfour Seven - ☆

「ブラス!」、「マイ・スウィート・シェフィールド」、「フル・モンティ」などと同じ、現代の英国の鬱屈した気分をうまく描いている映画。中年のダーシーが、ぐうたらに暮らしている近所の若者を集めボクシング・ジムボクシングを始める。いやいやながら始める皆も、やがてボクシングに生き甲斐を見い出していく。淡々とした表現ながら、実にいい映画。白黒の映像が深みがあっていい。ラストも非常に泣かせる。タイトルの「Twentyfour Seven」は、一日24時間、週7日間、同じ事のくり返しの単調な日々を象徴した言葉。