電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「スプリッド・ワイド・オープン~褐色の町~」- Split Wide Open - ☆

1999年東京国際映画祭コンペティション。デヴ・ベネガル監督、ラフール・ボス、ライラ・ローアス、シヴァジー・サタム。結果的に今年の東京国際映画祭の中では一番面白かった。舞台はボンベイ、誘拐された花売りの娘を追う男が主人公。現代のインドがリアルに感じられる。近代的なTV局と、埃にまみれた裏町との対比なども上手い。インド的でありながらポップな感じの映像。役者はちょっと古臭いけど、世間の底辺の人間にスポットをあてている雰囲気が上手い。底辺の人々とマスコミを、光と影で対比させ、マスコミ批判、メディア論をうまく絡めている。、インド映画に、映像的にポップな感覚があるのが意外というか不思議な感じがした