電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「映画を見ると得をする」

池波正太郎 新潮文庫。映画狂の池波正太郎の映画の話だけど、映画の解説ではない。映画の選び方から、見方まで様々な話題、例えば映画館における座席の位置なんて話題から、脚本家と監督の関係や、映画文法なんて固い話まで。出てくる映画は古いモノが多いけど、言っている内容は現代でも十分に通用する事。話の調子は何故か調子が淀川長治みたいだけど、やはりこれは世代というものか(^^;)?なぜ映画を観るかというと、"自分の人生は一つしかないから、他人の人生を知りたくなる"という明快な答えには感服。