電子竹林:Blog

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「シャッター アイランド」- Shutter Island -

マーティン・スコセッシ監督、デニス・ルヘイン原作。1954年、四方を海に囲まれ精神病の犯罪者を収容するシャッターアイランドから一人の女性患者レイチェルが消える。フェリーで島にやってきたFBIの捜査官テディ・ダニエルズ(レナルド・ディカプリオ) と新しい相棒のチャック(マーク・ラファロ)は、コーリー医師(ベン・キングズレー)の案内でレイチェルの部屋を捜査する。テディは「四の法則」と書かれた謎のメッセージを見つけるが…。原作(id:zom-1:20040409#p1)はアンソニー賞受賞の「ミスティック・リバー」の次作で、結末袋とじという事もあって話題になってすぐに読んだが、それなりに面白いがちょっと微妙。映画化には向かないと思っていたが、その印象は映画を観ても同じ。謎は原作でも中盤には読めると思うけど、映画では随分と分かりやすい話にはなっていた。素直に楽しめばいいのかもしれないけど、内容的にはあんまり楽しめる話ではない。無駄にグロっぽい描写も多い、スコセッシだからかな。ためしに戸田奈津子の超吹替え版で観てみたが、普通の吹替えだった。

http://www.s-island.jp/