篠原哲雄監督、赤川次郎原作、深田恭子、加藤雅也、根津甚八、内田朝陽、坂本三佳、筒井康隆、セイン・カミュ。手塚学園演劇部の生徒が、学校に伝わる伝説を元にした台本を残して自殺する。部長の真知子(深田恭子)は、その台本を学園創立80周年を祝う春燈祭で上演しようやっきになっている。そんな頃、転校生英人がやってきてから、不可解な事件が連続する…。深田恭子のシーン、特にラストはいかにもアイドル向けの撮影で角川映画の薬師丸ひろ子や原田知世を彷彿とさせる。「月とキャベツ」「はつ恋」の篠原哲雄らしい味が出ているが、ミステリーの部分はそれ程面白いとは言えない。筒井康隆とセイン・カミュは異色の抜擢でちょっと面白いけど、かなり浮いてる。