小松隆志監督、 宗田理原作、 藤原竜也、黒須麻耶、栗山千明、 石垣佑磨、麿赤兒、麿赤兒、渡辺いっけい。仮面をつける事により学校に来られるようになった登校拒否の殿村が、謎の死を遂げる。仮面ファッションモデルHIROKOの人気とともに、仮面の流行は社会現象にまでなっていく。そんな仮面の謎を追う私立光陽館高校に通う2年A組の川村有季と芦原貢は、仮面工房の堂島暁(藤原竜也)、その妹レイカ(栗山千明)と出会う…。原作「2年A組探偵局 仮面学園殺人事件」は未読ではあるけど、宗田理のテーマである、嘘だらけの大人社会への抵抗、子供の友情と団結、いたずらと冒険、という視点で観るとあんまり面白くない、というか夢が無い。「ぼくらの7日間戦争」みたいな方が宗田理らしく感じる。テーマと物語がマッチしてない感じがする。「いちご同盟」でも印象的だった黒須麻耶がやっと主人公をやってくれたのは嬉しいけどイマイチ花が無いのはなぜ?魅力的だと思うのだけど。小松隆監督は前作「どつきどつかれ」はのびのびとした印象があったが、今回はあんまり味が出せなかったかも。