電子竹林:Blog

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「白鯨」 (ビデオ)

ジョン・ヒューストン監督、グレゴリー・ペック、1956年。いつもは初見は劇場で観るけど、これは演劇ワークショップの宿題。子供の頃TVで観た事あるが、多分後半だけ。原作は長いが、クジラ関係の雑学だらけなので物語は映画の時間には収まる。逆にオーソン・ウェルズ演じるマップル神父などカットしてもいいのに。一般的評価じゃグレゴリー・ペックを褒めているけど、どうみてもヒゲを付けた若造(でも当時40歳、「ローマの休日」の三年後)、エイハブ船長の深みや苦悩は無い。特殊効果は時代的には頑張っているなという印象。今じゃ、米国ではとても使えない捕鯨シーンが多くある。でも白鯨はハリボテ。

(Web随所にスターバックスの名前の由来は「白鯨」のコーヒー好きの一等航海士スターバックに由来すると書いてある。名前の由来は本当だけど(最初は捕鯨船の名前、ピークォッドにしようとしていた)、原作ではスターバックがコーヒー好きなんて話はどこにも無い。そもそもコーヒーという言葉が登場するのは6回、スターバック絡みの所は81章ユング・フラウ号の所だけで、それもコーヒー沸しと思ったのは勘違いだったという場面…妙に「白鯨」に詳しくなった)

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