電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「未来世紀ブラジル」(ビデオ)

テリー・ギリアム監督、1985年。(これも演劇ワークショップの宿題のために観た)。ファンには評価高い作品だが、基本的にこの作品はオーウェルの「1984」のパロディ、オマージュでしかなくオリジナリティに欠ける。特に管理社会の表現が新しさが無い(「1984」は1949年の作品!)。詳細部分では面白いアイデアはあるけど、それもモンティ・パイソン的な面白さでしか無い。オリジナルという点では「バロン」も元ネタは「ほらふき男爵の冒険」なんだけど、「バロン」のシュールな弾け方の方が、俄然ギリアムの仕事だと思わせる。…でも「バロン」はやっぱり完成度ちょっと低いが。(ブラジル中の端末の映像を作っているのって、Apple][ だよね?)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000657R7I/