ジェシカ・ウィリアムズ。統計の数字の固まりの意外性から世界の実像を描くという本。かなり面白い。ロシアの家庭内暴力の女性死者は年12000人、喫煙者の82%は発展途上国、世界の70%は電話を使った事が無い、米国の黒人新生児の1/3は将来刑務所に送られる、世界の死刑執行の81%は三ヶ国(中国、イラン、米国)、世界の1/3は戦時下、武力紛争の死者より自殺者の方が多い…など。肥満の1/3は発展途上国は、「ファーストフードが世界を食い尽くす」、「スーパーサイズ・ミー」(id:zom-1:20050204#p1)、「デブの帝国」(id:zom-1:20041114#p2)、を思い出させた。