電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「スタンド・アップ」 - North Country -

ニキ・カーロ監督(「クジラの島の少女」)。二人の子供を連れ炭坑の街の故郷に帰ったジョージ(シャーリーズ・セロン)、自立のために炭坑で働き始めるが、男中心の会社での悪質な嫌がらせが続く…。'80年代のセクハラ裁判、実話に基づいた話(原案「集団訴訟」クララ・ビンガム、ロラー・リーディー・ガンスラー)だからか、展開に歯切れの悪さが感じられる。シャーリーズ・セロンも「モンスター」の時の様なパワーは感じられない。父リチャード・ジェンキンス、母シシー・スペイセク、友人フランシス・マクドーマンドは脇役で光っている。特に父親のシーンはいい転換のポイントを作っていた。映画全体に悪くは無いけど、もうちょっと惹かれる部分が欲しかった。経験的に正月二週目公開の映画には傑作が多い。今回はこれと「プライドと偏見」、「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」とアカデミー狙いの三作同時公開。

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