電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「プライドと偏見」 - Pride & Prejudice -

ジョー・ライト監督(長編デビュー)、ジェーン・オースティン原作「高慢と偏見」。18世紀末英国の片田舎、五人姉妹のベネット家近くの豪邸に独身富豪ビングリー(サイモン・ウッズ)が引っ越してくる。長女ジェーン(ロザムンド・パイク)はビングリーと惹かれ合い、次女のエリザベス(キラー・ナイトレイ)はビングリーの親友ダーシー(マシュー・マクファディン)に反発を感じる…。地味な純愛モノで、好みは分かれるだろうけど個人的には好き。繊細な表現が多く、「日の名残り」とか好きなら気に入るかも。映像の美しさと撮影の巧みさは最近の映画では群を抜く出来。「ラブ・アクチュアリー」や「ブリジット・ジョーンズの日記」(この原作が基になっているってホント?)を送り出した製作会社ワーキングタイトルとはいえ、長編初監督と初脚本のコンビという冒険は成功している。キーラ・ナイトレイは現代的美しさという印象だが知的な女性の葛藤を上手く出している。

http://www.pride-h.jp/