電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「テーラー・オブ・ザ・パナマ」- The Tailor of Panama -

ジョン・ブアマン監督脚本、ジョン・ル・カレ原作、ピアーズ・ブロスナン、ジェフリー・ラッシュジェイミー・リー・カーティス。MI-6の英国スパイ、アンディ・オズナード(ピアーズ・ブロスナン)はスキャンダルで左遷、赴任地のパナマは1999年12月31日で米国から運河の所有権を返還される。アンディは仕立て屋「ペンデル&ブレスウェイト」のベンデルを誘い込み、ニセ情報を流す…。原作よりはストーリが単純化され、判りやすいけど、なんか古臭い感じはある。古きよき時代を残すパナマらしさは出ているけど、展開にテンポが無くて、その点、原作に近い。「ワールド・イズ・ノット・イナフ」などの007役のブロスナンを使いながら、アクションが無いジョン・ル・カレ的な正統的スパイものに仕上げたのはちょっと面白い。