電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「早咲きの花」

菅原浩志監督脚本、宗田理原作「ええじゃないか~17歳のチャレンジ」「早咲きの花~子どもたちの戦友」「雲の涯~中学生の太平洋戦争」。海外でピンホールカメラで創作を続けるシュナイダー植松三奈子(浅丘ルリ子)は失明を宣告される。太平洋戦争末期に東京から疎開し幼少期を過ごした地の風景を目に焼き付けようと三河へ向かうが…。あまり物語になっていない戦時中の愛知の物語を残そうという気概は分かるし、戦時中の子供たちのエピソードはまあ良い。現代に戻ると豊橋のプロモーション映画みたいになっている所はイマイチ。浅丘ルリ子の若作りぶりが違和感を感じる(「犬神家の一族」の石坂浩二に対抗?)。監督と原作のコンビは他に「ぼくらの七日間戦争」、「ほたるの星」。ピンホールカメラについては言いたい事が山の様にあるが、ま、細部はしょうがないか。豊橋出身の喜多郎が音楽だけじゃなくて、出演しているのに驚き。

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