電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「それでもボクはやってない」

周防正行監督。フリーターの金子徹平(加瀬亮)は会社の面接に向かう途中、痴漢に間違われ逮捕される。徹平はあくまでも無実を主張し警察署に勾留され、母・豊子(もたいまさこ)、友人の斉藤(山本耕史)は弁護士の荒川正義(役所広司)、須藤莉子(瀬戸朝香)に助けを求める…。「Shall we ダンス?」から11年ぶりの監督、「ファンシイダンス」から一貫した斬新なネタを扱う点は一致しているが以前のようなエンターテイメント性は低く、興味を持ってじっくり一つの裁判を追っかける気にならないと2時間半弱は辛いかも。痴漢冤罪事件は日本の刑事裁判制度の問題点の縮図、という点はかなり面白くて、個人的には楽しめたのだが、一般受けはしないかもしれないな。(memo:日本の刑事裁判の有罪率は99.9%)

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