大林宣彦監督、山中恒原作「おれがあいつであいつがおれで」。両親の離婚で尾道から信州へ引っ越してきた転校生の斉藤一夫(森田直幸)は、幼馴染の斉藤一美(蓮佛美沙子)と再会。二人は、幼い頃に遊んだ水場に落ちた拍子に体が入れ替わってしまう…。小林聡美、尾美としのり主演1982年劇場版の大林宣彦自身によるリメイク。設定は同じだが、展開はかなり違う。見所は、「バッテリー」(id:zom-1:20070313#p1)では活躍は少ないもののタダ者で無い雰囲気を漂わせていた蓮佛美沙子の魅力か。デビュー当時の原田知世を連想させる透明感がある。後半は、安直な純愛悲恋モノみたいであんまり好きじゃない。全体にリメイクの意味がほとんど感じられない。
