ニムロッド・アーントル監督、マーク.L.スミス脚本。高速道路を外れ田舎道を走っていたデビッド(ルーク・ウィルソン)と妻エイミー(ケイト・ベッキンセール)は車のトラブルから人里離れたモーテルに泊まることになる。その部屋で殺人シーンが映ったビデオを発見するが、それが自分達が泊まっている部屋で撮影されたものだと気付く…。期待ゼロだったが結構面白かった。高速道路を外れて泊まったドライバーは殺人鬼に出会う、というのは映画界の常識。使い古されたネタではあるし設定にそれほど工夫がある訳じゃないが、ストレートな恐怖感が上手くスリラー映画として成立させている。悪役がちょっと馬鹿な所も話を面白くしている。ラストが盛り上がりに欠けて、もうちょっと工夫があればずっと面白い映画になったのに、残念。
