電子竹林:Blog

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「ベオウルフ/呪われし勇者」- Beowulf -

ロバート・ゼメキス監督製作、ニール・ゲイマン+ロジャー・エイバリー脚本。6世紀のデンマーク、怪物グレンデルによる虐殺のためフローズガール王(アンソニー・ホプキンス)は褒賞を出す事に。それに応じた戦士ベオウルフ(レイ・ウィンストン)が海を越えてやってくるが…。ゲルマン諸語最古の英雄叙事詩が原作で、ほぼ同じ1,2部構成。ゼメキスによる「ポーラ・エクスプレス」(id:zom-1:20041127#p1)と同じ、パフォーマンス・キャプチャによるCG映像。「ポーラー…」の時よりは格段に奇麗な映像で、本当に人間だと思っている観客が多数かも。技術の進歩よりは単にCPUパワーの進歩かもしれないないが。ただ脇役はいい加減なモデリングだったりする。全体をCGでやっている意味は余り感じられない。ややゲーム的ながら映像にそれほど不満は無いが、物語的にはイマイチ盛り上がりに欠ける。それぞれのキャラに描き込みが無く、深みが無いののも残念。無意味に全裸で戦うベオウルフのシーンは見所の一つか。

http://wwws.warnerbros.co.jp/beowulf/