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「ジェシー・ジェームズの暗殺」 -The Assassination of Jesse James by the Coward Robert Ford

アンドリュー・ドミニク監督脚本、ロン・ハンセン原作。全米に悪名を轟かせたジェシー・ジェームズ(ブラッド・ピット)一味、1881年の列車強盗に19歳の新米ボブ/ロバート・フォード(ケイシー・アフレック)が加わるが…。いくつかの印象的な映像と緊張感があるシーンもある。ラストの方は悪くないんだけど、全体には制作者側の思いが強すぎて物語が上滑りしている印象。中盤の人間関係やエピソードのまとまりが悪い事によって物語の軸が不明確になっている。中盤はかなり退屈。英雄としての崇拝から殺すまでの葛藤は上手く描けてはいない。この事件については何回か映画化されているから、もっと内面に入り込もうと思ったのかもしれない。ケイシー・アフレックはなかなかいい演技なんだけど、ブラッド・ピットは凡庸。

http://wwws.warnerbros.co.jp/assassinationofjessejames/