劇団ひとり。短編集、ホームレスになるサラリーマン「道草」、アイドルおたく「拝啓、僕のアイドル様」、日々に流される女の子「ピンボケな私」、ギャンブルで借金に追われる「Over run」、お笑い芸人「鳴き砂を歩く犬」。同名映画(id:zom-1:20080208#p1)の原作。それぞれ、日の当たらない場所のちょっと変わった人と思いを描こうという意気込みは判るが、底が浅いのが見えてしまう。読みやすくはあるが文章が陳腐。原作を読んでみると、俳優やプロモーションや、さまざまな条件の中で上手く映画化したなあという印象。しかしこれがなんでベストセラーになったの？？
