中島哲也監督、 後藤ひろひと原作「MIDSUMMER CAROL～ガマ王子vsザリガニ魔人」。一代で大会社を築いた大貫(役所広司)、元名子役の室町(妻夫木聡)、ヤクザの竜門寺(山内圭哉)、オカマの木之本(國村隼)、謎の入院患者の堀米(阿部サダヲ)など風変わりな患者ばかりの病院。看護婦タマ子(土屋アンナ)と雅美(小池栄子)、医者の浅野(上川隆也)もかなりヘン。交通事故の怪我で一日しか記憶が保たない少女・パコ(アヤカ・ウィルソン)と出会った大貫は、パコのために演劇をする事を提案するが…。大人向けなのか子供向けなのか分かりにくいが、どちらも楽しめると思う。 中島哲也の映像もますます洗練され、高い完成度を見せてくれる。逆に俳優の演技が映像に比べて物足りない。物語的にはかなりいいのだけど、最後はちょっと唐突な感じだけどなあ。アヤカ・ウィルソンの可愛いさは過剰なほど。元は舞台作品、未見。この舞台は観てみたいなあ。
