電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「60歳のラブレター」

深川栄洋監督、古沢良太脚本。大手建設会社取締役で仕事一筋の孝平(中村雅俊)と専業主婦ちひろ(原田美枝子)は定年退職を機に離婚。元バンドのボーカルと追っかけ、今は魚屋夫婦の正彦(イッセー尾形)と光江(綾戸智恵)は糖尿病でウォーキングを欠かさない毎日。医者の静夫(井上順)は監修を担当する翻訳家の麗子(戸田恵子)と会う事を楽しみにしている…。存在自体知らなかったけど、元は住友信託銀行のすでに9回にもなる応募企画( http://www.sumitomotrust.co.jp/about-us/love/ )、毎年出版もされているらしい。微妙なギャグは私は笑えなかったけど年齢層高めの観客は爆笑、かなり受けてた。正直期待ゼロだったので意外に面白く感じたし、物語の引っ張り方も上手い。演出的にはベタ過ぎる部分も多くムラがある感じ。3組の男女の物語が交錯しているけど、個人的には魚屋夫婦が好き、メインの中村雅俊はどうも映画向きじゃない感じ、世間とズレ感のある井上順と微妙に疲れた戸田恵子は意外に良かった。(公式サイトのプロダクションノートによると、ビートルズの楽曲は日本映画史上一度「悪霊島」でしか使われていないってホント?…驚き)

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