谷口正晃監督、筒井康隆原案。薬学者の芳山和子(安田成美)はタイム・リープ薬の開発に成功するが、交通事故で昏睡状態に。一時的に目覚めた和子は娘のあかり(仲里依紗)に、1972年の深町一男への伝言を託す．あかりは時空を越えた1974年で映画監督志望の大学生・涼太(中尾明慶)と出会う…。細田守版アニメ(id:zom-1:20060728#p1)よりは素直に原作を使っていて、娘による続編みたいな物語。映画監督志望の自主映画、SFオタク、特撮マニア、父親との関係などなど面白そうな設定満載なのに、何故か演出や細部や演技は粗い部分が多く、全体の質を下げている印象。もっと物語を錬って、丁寧に作ったらかなり面白くなりそうな気がするんだけどなあ。もったいない。
