電子竹林:Blog

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「まぼろしの邪馬台国」

堤幸彦監督、宮崎康平原案「まぼろしの邪馬臺國」(第一回吉川英治文化賞)、大石静脚本。1956年、島原鉄道社長であり盲目の郷土史家の宮崎康平(竹中直人)は、NHK福岡のラジオ番組「九州の歴史」で長浜和子(吉永小百合)と出会う。一月後、和子は宮�康平の島原観光バス・バスガール教育部長になるが…。堤幸彦的に時間軸で素直に作って、カメオ出演を振りまいて話題を作っているって感じ。卑弥呼のテーマは何故かセリーヌ・ディオン。基本は邪馬台国、歴史的興味というよりは夫唱婦随の物語。「北の零年」(id:zom-1:20050129#p1)、「母べえ」(id:zom-1:20080210#p2)と、耐える日本の母ばかり演じる吉永小百合もやや食傷気味かなあ。主人公が「島原の子守唄」の作詞作曲とは知らなかった。

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