フィリップ・ノイス監督。表向きは石油会社社員のソルト(アンジェリーナ・ジョリー)はCIAのスパイ、北朝鮮にスパイ容疑で逮捕されるが上司ウィンター(リーヴ・シュレイバー)と国際的クモ学者の恋人マイクに助けられる。二年後、ロシアからの亡命スパイのオルロフ(ダニエル・オルブリフスキー)は、ソルトによるロシア大統領暗殺事件を示唆、ソルトは拘束を逃れ一人逃走するが…。元はトム・クルーズ向けの脚本だったのを降板によりアンジェリーナ・ジョリーになったらしい。主人公が女なのは正解だと思う。全体には、お気楽な痛快娯楽作、前半のスピード感ある逃走劇はなかなかいい。話に裏はあるものの、物語的には中盤で読み切れる。まあ、エンターテイメントとして楽しめばいいと思う。アンジェリーナ・ジョリーの男装はかなり微妙。
