電子竹林:Blog

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「スープ・オペラ」

瀧本智行監督、阿川佐和子原作、 青木研次脚本。古い一軒家で30数年間一緒に暮らしてきた図書館で働くルイ(坂井真紀)、裁縫を仕事とする叔母のトバちゃん(加賀まりこ)。突然、トバちゃんの結婚が決まりルイは一人となるが、ある時、怪しげな初老の画家トニー(藤竜也)が現れ、そして雑誌編集者の康介(西島隆弘)が加わり3人の共同生活が始まるが…。原作未読。全体にはゆったりした展開なんだけど、実は間延びしているだけかとも思える。配役も全員ミスキャストかとも思えるけど、これでいいのかとも思う。登場人物の気持ちも見えるような見えないような、なんか判断に困る映画だ。主役作に恵まれていない印象の坂井真紀だけど、これは坂井真紀向きじゃないと思う。萩原聖人塩見三省はミスキャストか演出がヘン。最後はもうちょっとすっきりまとめて欲しかった。原作未読だけど、小説ではどうなるのか気になる。

http://www.soup-opera.jp/